シュスラー ザルツ

 日本では、シュスラー 博士のティッシュソルト とも呼ばれています。

シュスラーザルツは、19世紀にホメオパスであった、ウィルヘルム・ハインリヒ・シュスラー 先生によって、Biochemische Hinweise (生化学的指南)として紹介された療法です。

「体内のミネラルバランスを整えると、大抵の病気は治る。」という経験をしたシュスラー 先生は、体内に存在するミネラルから、ホメオパシー と同じ方法で作ったお薬を、ホメオパシー より多くの量を投与することで、そのミネラルの働きを調整し、治癒の促進を図るという方法を提唱しました。

この療法は、ホメオパシー の基本となる、“同種療法”の考え方は用いていないので、シュスラー 先生は、「ホメオパシー とは異なる。」と、考えられていたようです。


さて、シュスラーザルツで特徴的なのは、試しやすい、家庭にも取り入れていただきやすい点にあります。

身体がもともと持っているミネラルから出来ているお薬を使うということと、ポテンシー(お薬がどの程度希釈・攪拌されているか)の高さが限られている為、好転反応(治癒力が急に活発になって、症状が出る状態。)が出にくく、また、お薬の種類も限られているため、アロマセラピーやホメオパシー に比べて、試してみたり、家庭に常備して、軽い風邪や怪我、日常のケア的に使いやすい療法だからです。

これに加えて、Antlitzdiagnostik(顔診断)と称される、顔の色や窪み、シワの箇所などから、不足しているミネラルを選出する方法があるのも、この療法の特徴的な点です。


健康維持・増進や、治癒機能の活性化では間に合わない、深く効くお薬が必要なケースでは、他の療法が必要になってきますが、シュスラーザルツで出来ることは、かなり幅広く、また、生理痛や風邪など、一般に多くみられる症状に対しても即効性が認められていることから、基本的にどなたにもお勧めできる治療法です。

健康を守ることは環境を守る

環境破壊と健康には、一見、何のつながりもないように見えるかも知れませんが、実はこの二つは切っても切れない関係にあります。 一番わかりやすく、一般的なものは、ペットボトルから水中に溶け出した、マイクロプラスチックかも知れません。マイクロプラスチックは、体内に取り込まれると、例えば、...